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なくしてはならないもの~社員勉強会~

過日は総勢17名での社員勉強会。

『プロフェッショナル 仕事の流儀「我流、肉道~精肉店店主・新保吉伸~」』(NHK総合/2019年5月7日放送)を観ました。

https://www4.nhk.or.jp/professional/x/2019-05-07/21/28210/1669534/

 

経産牛などセリで高値の付かない牛肉を、独自の技術で熟成させて最大限に旨みを引き出す、命をよりよく活かす仕事のドキュメンタリー。

なぜこの番組を観たのかをふまえて順番に感想を述べてもらいました。

 

18歳の新入社員が、

「食品を扱う者として、命に対する敬意、生産者へのリスペクト。生産者から加工者である自分と顧客までの強固な信頼関係、真摯な姿勢」とすべてを言い尽くすようなポイントをあげてくれました。

あぁ、こうした若い力をのばす環境をつくらなくてはいけない、と身の引き締まる思いです。

 

入社3年目の社員からは、

「あいざわの商品はよく高いと言われるけれど、その価値を十分に伝えることができていない。試食などを通じてもっと美味しさをアピールしなければならない」と、小売の立場に引き寄せたコメント。

その通りです。反省。

 

新保さんはBSE騒動で商売が傾いた際、A5ランク霜降り至上主義とは別の生き方を選ばれます。その当時、なかなか買い手の付かない十勝の完全放牧牛と出会って成育環境に感嘆し、

「この牧場を、この牛たちをなくしていけない」。

私はこの言葉にいちばんグッときました。

サシの豊富な格付け肉とはまったく異なる肉質を自分が思う“正しい肉”として、牧草が香るような風味と深い旨みを3年越しに熟成技術で実現されたのでした。

 

たとえばこのホームページの「あいざわセレクト」で紹介しているタイコウのかつお節。

一本釣り鰹のかつお節を絶やさずに、いつまでもそのお仕事を続けていただけるようにと願いを込めて販売しています。アサクラのオリーブオイルもそう、本来あるべき姿の食品づくりをされている生産者さんの商品があいざわに並んでいます。

それはけっして高級路線ということではありません。

 

なくしてはいけないもの……中札内村の想いやりファームは日本で唯一、加熱をしないで飲める搾ったままの生乳を生産しています。

牧場でいただいた無添加のソフトクリームのやさしいやさしい美味しさ。これを当店でも、というのがただいまの目標です。

(福間敏彦)