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人間の「食」は、呼吸と等しく、いのちの仕組みにくみこまれている。

数年来の課題だったホームページを2019年5月に開設いたしました。
ご協力をいただいたみなさま、本当にありがとうございます。
そしてご覧いただいているみなさま、こちらも店と共に少しずつ充実させていきたいと存じますので、どうかご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

さてこの春、小社にとっていちばんのトピックは高卒の新入社員4名を迎えたことです。

地元で生計を立て、地域の発展に寄与したいという熱意あふれる若者たちで、まずは半年間、各部門で研修して配属を決定します。

彼ら4人に入社3年目までの若手社員を加えた計8名で月に一度、小売と食にまつわる勉強会を開いているのですが、初回は料理研究家の辰巳芳子さんの著作をテキストに使用しました。

 

人間の「食」は、呼吸と等しく、いのちの仕組みにくみこまれている。存在の実体に、素直に従えぬ者は、自然律に抗するから、そのいのちは完成しにくく、その生は幸せになりにくい。

『いのちの食卓』(マガジンハウス、2004年)

 

私が身体の不調やストレス、不規則な食生活を送っていた20代後半に読み、漠然とあった健康観や食への問題意識がすうっとつながって腹に落ちて行った一説です。

食の販売に携わる以上、これを根底に据えてほしいと思ったのです。

 

もう一方のいのちの仕組み……よりよい「呼吸」で心身を整えていくことを、あいざわでは4つの月例クラスを通じてお伝えしています。

 

もんちゃんこと門間奈月さんの「15分健康体操」「ランチつき健康体操」。

まなみんこと中島まなみさんの「ヨガ」。

めぐんこと石橋恵さんの「バランスボール」。

こうきこと河上耕希さんの「ストレッチポール」。

 

いつまでも自分の足で買い物をして、台所に立って料理していただくことが健康の礎と考え、はじめた取り組みも3年目。

新入社員たちにも、もんちゃんの健康体操とまなみんヨガを体験してもらいました。いまはまだピンときていないようですが、いつかきっとわかる日がきます。

 

ひとりひとりの健康が町の基盤です。

日々の品揃え、体操クラス、料理講習やセミナーの美味しい教室で、みなさまの健康に寄り添い、少しでも喜んでいただけるよう店づくりに励んでまいります。